リアルな美大の日常を
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卒制展!
卒制展、まず今日いってみました!
今日は友達と一緒に、アニメーションを中心に見てきました。
絵柄も尺も色々ですが、
まず、やっぱり「未完」の作品と「完成されている」作品の差というものを感じました。
去年はかなり衝撃を受けたことですが、卒業制作は、正直それなりな数、未完の作品が展示されてます。
就職活動が長引いてしまった方は大変だったろうと思いますし、
逆に、就職が先に決まってもう働き始めているという方も大変だったろうと思います。
しかし、そんな中でも、絵が上手いとか下手だとかそういうことに関係なく、
完成されているアニメーションというのは、作品的に強いな、と思いました。
未完の作品が結構見受けられましたが、
その作品のほとんどに対して思ったのが、「これにかけた労力をもうちょっと違う風に収束させたら完成できたのでは…」ということでした。
私自身、完成させる力というのがものすごく弱くて、自分にとっても第一の課題だと思っているところですが、たとえば「この動きにここまで作画裂かなくてもいいから1枚をきっちりさせるべきだったのでは」とか、「この話は思い切って削ってしまって、もっと短くしても良かったのでは」などなど。
しっかり完成させている方は、実はうまく手抜きをしているというか、ちゃんと期間内で終わらせられるようにしているな、と感じました。
無謀ではないレベルで、でもきっと自分ではまだ挑戦したことのないレベルに挑戦してるな、という感じ。
「卒制だからすごいものを作ろう!」と意気込んで、結局作品として昇華できなかったケースが多いように感じました。
これは批判というか、自分にもこういう面があるな、と大いに思ったので、自分の反省としても受け止めながら。
削る、ってすごく大事なんですよね…。
「ボリュームダウンしてしまうかも」と恐れてしまう気持ちも分かるのですが、
かえって、ここが無ければもっと洗練された作品になったのに…というのもあったので、惜しいなあと思ったり。
帰りに友達と話していましたが
「ふと疑問を感じた瞬間にすべての情報が通りぬけちゃう」んですよね。
ひとつひとつは微妙な差に過ぎないものですが、
その微妙な差を直して洗練させていく手間こそに価値があるんじゃないかなと思いました。
卒制展を見にいかれた方で、不快な思いをする方がいらしたら申し訳ないですが、
これは作品の感想というよか、自分ももう来年の今頃には卒制が〜とか言ってるんだから、ということで自分の身に置き換えてあれこれ言ってるといった感じです。
ちなみに明日も明後日も卒制展見ます!
実写映画系がまだ全然見られてないので楽しみです(^^*)
ではでは!