リアルな美大の日常を
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潔癖
やっぱり授業あると忙しいですが、生活リズムは整いました。
ちゃんと3食食べてますしね〜。夏休み中は晩御飯を抜くことが多かったです…(^^;)
ところで、たばこの増税が検討されているという話がニュースになっていましたが…。
私はたばこは嫌いなのですが、たばこを完全に廃止してしまったほうがいいかと聞かれたら、いや残した方がいい、と思います。
まあ、報道されてる意見では、増税でそれなりに税収がまかなえるかもしれないけれど、その生産の業者の赤字になって倒産してしまうとかいう問題も確かにありますが
業者が云々とかは抜いて、日本からたばこが消えてしまっていいのか悪いのかということだけを考えてみた時に、やっぱり無いのは嫌だなぁ、と思うんですよね。
夏休みに京都で一人旅をした時、安いからって、かなりローカルな喫茶店で朝食をとったのですが
その喫茶店の中はちょっと空気が白んで見えるほど煙たくって…
そして朝だからそこまで暑くもないのに効きすぎている冷房が寒くて
いやあ入る店を間違えた、と一瞬思ったんですけれど、
でもああいう空間ってちょっと懐かしいものだったなって、後になって感じました。
今は分煙・禁煙が進んで、公共の場でたばこ臭い空間って激減したなって、
普段は大して意識してないですけど、振り返ってみると、あれって気づきます。
たばこの煙が深刻な被害をもたらしてしまうというような持病をお持ちの方も、多分世の中にはいらっしゃいますし、そういう方々にとっては徐々に安心できる場面が増えているという現実もあるでしょう。
でも、汚いものや悪影響のあるものが全部閉じ込められ排斥されて
潔癖な世の中になってしまうのも、寂しいなって思うんですよ。
たとえると、会社帰りのサラリーマンがスーツのまま公園に寄って、泥遊びする子供たちを、子供はいいなぁって眺めてるような心情です。
まあムサビ生は年齢とか立場とか気にせず泥で遊ぶでしょうけれどね…(笑)そんな環境だからムサビって好きです。
少し話はそれましたが、自分の周りの環境がきっちりかっちりしてしまえばしまうほど、そうでないものに憧れて、求めたりするんですよね。
私は実直というか愚直というか、そういう性質が逆に芸術みたいな型のないものに憧れを抱かせたんだろうと思います。世の中も多分、現実がきっちりしすぎて、これからは逆にわけのわからないことを求めるようになるのかなって思います。わけのわからないというか、無駄なこと、ですね。
最近ちょっと無駄なことがなくって寂しいです。
でも無駄ばっかりだと自己嫌悪がひどいんですよね…これはでも気分によって基準も変わるので仕方ないんですけどね。
ああ、まとまらない!
とにかく授業はがんばります!