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未開の土地では芋を食べよっ!!

武蔵野美術大学の奥深く。構内最果ての地体育館のさらに奥でコンクリートと睨めっこをしている生物たちがいる事をあなたはご存知だろうか。

かれらは動物界後生動物亜界脊索動物門羊膜亜門哺乳綱真獣亜綱正獣下綱霊長目真猿亜目狭鼻猿下目ヒト上科ヒト科ヒト下科ホモ属サピエンス種サピエンス亜種ムサシノビジュツ大学ゾウケイ学部ゲイブン学科に分類される生物で、普段は9号館に巣を作っており「なんだかよくわからない」ことを生業としている。


そんな彼らは今期、ぬくぬくと暖かい巣からぞろぞろと出て、寒空の下、ゲイブン達にとっては馴染みの無い土地「体育館の向こう側」へと移動した。
それというのも、予言の書「カリキュラム」に「体育館の向こう側」なる土地へ移動し、「コンクリート」なる圧倒的重量と硬さでできた伝説のサツマイモを見つけ出せ。と記してあったからだ。

そこへ赴いたゲイブン達は四角形の石の固まりを発見する。これが「コンクリート」なるものであると合点する。だが、どうだ?どう見たってサツマイモの形ではない。
そこへ「キョッジュとジョッシュ」という文明的な姿をした人が金色に輝く空から降りてきて、こう告げた。

「あぁ、ゲイブン達よ。お前達は伝説のサツマイモを求めてこの地へと来たのだな。お前達が求めるものは目の前の四角形のコンクリートの中に隠されている。見つけたくばこの金のタガネと銀のハンマー、銅のゴーグルを使って、掘り出したもう。」
そう告げ、キョッジュとジョッシュはゲイブン達に金のタガネと銀のハンマーと銅のゴーグルを託し、空へと帰って行った。


三種の神器を手に入れたゲイブン達は「これぞ神の啓示ぞ!」とウッホウッホ言いながら、右手にハンマー、左手にタガネ、目にはゴーグルをつけ、コンクリートを掘り始めるのであった。

これぞ、後の人類の歴史に時々現れる「灰色のさつまいも」の起源である。人はこの出来事を「寒空の共通彫塑」と呼ぶ。