リアルな美大の日常を
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個性の色
私は今、油絵を描いています。
真面目にやっている訳でも、これをこういう狙いを持って描こうと考えている訳でもなく、無意識が導くままに進めていましたら、少しばかり不思議な事がありました。
ダークブラウン調の背景にターコイズブルーの差し色をなぜか使っていたのです。
その配色を使った事を、少し不思議に思いました。
何が不思議かといいますと、無意識のうちにこの配色を使っていた事が不思議なのです。
この配色は色彩感覚に疎い私が、予備校時代に初めて配色で成功し、色彩というものを知る足がかりになった思い入れのあるものなのです。
この配色を無意識のうちに使うという事は、これが一種の個性として自分の一部となったからなのではないのでしょうか。
自分の性格があるように、自分の色がある。
それはとても不思議な事だ。