2010年03月27日

作品を捨てるからこそ

四輪駆動さんがよく言ってましたが、美術大学はゴミをこれほどかと大量生産します。
作品も捨てます。特に彫刻学科は場所をとって仕方がないから。
小中学生の頃のように「学校で作って来た物は後生大事に取っておいて…」なんて言ってられません。
自分はそれに抵抗を覚えて作品が作れなくなったときもあります。
どうせ捨てるなら最初から作るな、と。

そのときは段ボールとホットボンドで小屋を造って、講評が終わったら解体してゴミ捨て場にもっていきました。
リサイクルになっているかどうかも怪しい上に、環境への免罪符にもなってないと思います。
完全に自己満足でした。

ただ逆に言えば、どうせ作品を捨てるなら、少しでもいい物を作り出しておくべきだ、とも言えます。
「作る」という行為の積み重ねから、また新しい表現が生まれるのであれば。
なので後輩には、とにかく手を動かしてほしいなと思ってます。
どうせ捨てるなら、いろいろ挑戦してほしいと思います。

自分は未だにそれが出来ないでいますが…。

Posted by akaiwa at 2010年03月27日 20:19
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