2010年02月22日
塑像は苦手でした
今年の彫刻の塑像試験は「握りこぶしを作りなさい」だったそうですね。
これって、かなり予備校殺しな出題をしたと思います。
なぜかというと、グーの形など「意味を持ったポーズ」って、その「意味」という物から発展しづらいから、とされているからです。
めちゃめちゃうまい人が作った場合はこの限りではありませんが、かなりの塑像力がないと単なる「じゃんけんぽいしました、それで?」で終わると思います。
なので多摩美や東京芸大で手の出題がでた場合は、腕から指先への流れの形の美しさを重視される傾向がある、とされています。
(されています、というのはあくまでも予備校的な見方に赤岩の推測が混じっているからです)
そこをあえて「握りこぶし」をぶつけて来たうちの教授陣。
迎え入れる学生たちにどんな授業を展開していきたいのか。
入試のときからそれが始まっているんだなと思いました。
(いや、単純に予備校殺しをしたい訳じゃないと思いますが)
Posted by akaiwa at 2010年02月22日 22:28
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