2008年03月09日

音を楽しむこと

昨日作った音源は結局、没になりました。
まあいいや、形にしてからわかることもあるし。
 
 

そんな音の切り貼りを楽しんだ後に読んだ、みちくささんの日記
コメント欄に書き込もうと思ったけど、長くなりそうなので日記にしてみました。
 
 
動画を見たときに、音階以前にに「モノとしてのクオリティーが低いかも」と思ってしまいました。
大掛かりな仕掛けの割には出てくる音のチューニングが微妙で、すでにピアノを習っている子だったら「これドレミじゃなーい!」と思いつつも、
本体に「ドレミ」と書かれているから言葉を飲み込んでしまう、という被害妄想をしてしまいます(しすぎですが)。

そこらへんの木をたたいた音が面白いから連打してみる、というくらいのレベルであれば楽しめるかもしれないですが、
電子楽器を使ってとなると、効果に対するコストが中途半端にかかりすぎている気もします。
(音楽ではなく個人的な電子工作と割り切って楽しむのならアリかもしれないですが、お店に並べる商品としてみると…)

500円くらいの雑誌で、小学館のおにーさんおねーさんも色々苦労していることだと思うので(売り上げ的な意味で)、一方的に批判するのは暴力的だとは思いますが、
出る音がホ長調なのは、もはや凡ミスだといわれても仕方がない気もします。
「円の角度は360度じゃない」という数学の世界を知っていても、それを小学校で教えると弊害が出てしまうのと同じように、
「ドレミといったらハ長調」が原則の学校音楽でも、最初から総てのコードを教えるのは難しいと思います。
学問の追求と、大衆的な普通教育が必ずしも一致するとは限りませんし…って、たぶんそこまで考えないで作ってしまったかも知れませんが(苦笑)。
 
 
この先の話は専門家じゃないと語れないかもしれないのでやめておきますが、
 

もうちょ っと『音を楽しむ』ための「音楽」のおもちゃを作ってほしかったなあ、と残念な気持ちになりました。

あと、みちくささんの日記でちょっと気になったのが「音楽の正しさ」という言葉。

教育的な「正しさ」が必ずしも「音を楽しむ」ことにつながるとも限らないので、ちょっと引っかかりました。
けれど理論的に反論できないので引っかかるだけにしておきます(笑)。
 
 
 


Posted by akaiwa at 2008年03月09日 00:13
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