2008年02月11日

面倒臭い赤岩

先日とある友人から、この日の日記は現職の人の気分を害するのではないのか、という指摘を受けました。

自分としては、友人からの一言から色々考えたことを書きとめただけのつもりでしたが、
今見返してみると、外部からの干渉にいちいちマジレスして疲れがたまったのを、愚痴るようにつらつら書いただけになってました。

もっと言うと、
「そんな鬱々とした状態を1から10まで認識してほしい。だから自分の現状を事細かに説明して、相手にうなずいてほしい」
そんな面倒臭いことを無意識に求めてしまう人間なので、熱くなるとついついしつこくしてしまい、相手を疲れさせてしまうことも日常茶飯事です。

そんなわがままな性格が、実はこのブログの原動力の一つだったりするのですが、
その記述内容によって気分を害された方がいらっしゃいましたら、本当に申し訳ありませんでした。

そして今日も、そんな面倒臭い性格を発動させてしまって、人を困らせてしまった。


就職イベントでたまたま話をした女子学生に、自分が彫刻学科在籍であることを伝えると、
相手は「彫刻っていうと、粘土とかも?石膏とかもかしら?」と返事を返した。

自分としては粘土も石膏も「作品というよりかは原型の材料」という認識だったので、
(とはいえ作品として使う人もいるので厄介なのだが)
まずそのことを伝えようと一生懸命説明しようとし、
それでも相手の表情が晴れないのでブロンズとかプラスチックとかの素材名を挙げたりしたけれど、
それでもうまくいかないので、仕舞いには「例えばペットボトルに練り消しを押し付けたら〜」と、
割と専門的なマケットの概念まで持ち出したところで、相手が一言。
 

「へ〜、面白〜い」(棒読)
 

…やってしまったorz
 

彼女は彫刻を専門的に知りたいわけではなく、就職活動の合間の小話をしたかっただけなのに。
自分は(ろくに制作も勉強もしていないのに)コアすぎる話で納得してもらおうとしてた。
自分がすっきりしたかっただけなのに、それを相手が求めていると取り違えていた。
いや、わざと取り違えて、無理矢理押し切ろうとしたかった、のか。

いわゆる「KY」でも正義は勝つと信じて疑わない生き方をしてきたし、
しつこいくらい丁寧なのが礼儀なのだと思っていたのだけれど。

蓋を開けなくても自分は「KY=正義」だと思い込んでいた馬鹿で、
自分のわがままが世界の正義だと勘違いしていて、
マジレスは単なる趣味で相手には面倒臭がられていて、
おまけに自分自身には空回りな疲労感がたまる一方。


そんな生き方を変えていかなければ、「反省から学ぶ」や「失敗を水に流す」といったスキルを観につけることは無理な気がしてきた。

そしてまた今日も、読むのが面倒臭い日記を書きなぐっている。

何のためにムサビ日記を書いているのかが、最近わからなくなりました。
わからなくなったのではなくて、わからなくなりたくなりました(壊)。



Posted by akaiwa at 2008年02月11日 00:14
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