2007年12月04日
就職課面接(そのいち)
予約時間を30分間違えて到着するところからすでに社会性に問題が垣間見える自分。
おっとりと「ファイン系の方が遅れがちなのはこちらもわかってますから」といわれたものの、コレは本当に学内限定の了解事項だなと反省。
というわけで、就職課の職員さんと面接してきました。
去年のニアさんの日記を参考にして(笑)。
面接に当たって事前に、
「家庭の事情もあるし、学業に対する意識の低下も否定できないが、それによって学校以外の世界を見てみたい、学校制度の中で生涯を終わらせたくないと思うようになった」
「興味のある業界があまりない。業界研究をする気が進まないし、そもそも「業界」という意識が苦手。それでいて超・安定志向なのでうっかりブラックな情報を仕入れて消去法でえらんでしまったり」
「少なくとも10年間働けそうな会社を見つけたい。そのころには出世コースを歩むか、現場主義に走るか、はたまた会社を辞めて表現分野に戻ってくるか選ぶことができそうだから。一生ひとつの会社に奉職することも美しい人生だと思うけれど、今の自分にはイメージできない」
という感じのことをクロッキー帳に書き出してみた。
上記の話と以前自分が提出した書類を基に、職員さんが最初勧めてくれたのは、
●カルチャーセンター職員
●海外の日本人学校
●美術教室
教職課程を履修していること、ちびくろを1年のときから続けていることから提示してくれた。
普通教育系志望だと、学校制度に乗っかるか(学校教師)、受験システムに乗っかるか(塾の先生)が殆どで、
自分の場合はどちらも嫌だったので、この3種類が妥当だろうとのこと。
カルチャーセンターは前から気になっていたし、美術教室もちびOBで行った人がいるので話をいくらか聞いている。
日本人学校は美術教師の需要が高いし面白そうだけれども、帰国してからの仕事探しがつらい一面もあるらしい。
でも教育からちょっと離れたい気持ちがあるので、とりあえず端に置いておく。
次に職員さんが進めてくれたのは、食品メーカーの企画担当。
…なのだが、実はこれ、前述の書類に「希望業種・食品、希望業種・企画」と苦し紛れに書いたことが発端だったりする(汗)。
しかも書いた理由も、
食品→ブラック情報をあさっている途中で、ネット上ですら「善良」とされる食品企業を幾つか見つけたから
メーカー→なんだか安定していそうなイメージがあったから、それに乗っかって端っこで働きたい
企画→デザインができなくてもコレなら参加できそう…という浅はかな考えから
という…まあ…自分が悪かったです(滝汗)。
正直な話、書類の空欄を埋めるために書いたので話を流して聞こうとしていたけれど、
職員さん曰く、「パソコンとかの技能は後で教えられるから、とにかく手を動かせる人が求められている。その部分は才能によるものだからファイン系の人にもチャンスはある」とのこと。
進路の資料でファイン系の人がデザイン職にがんがん就いているのを知ったとき、自分はいまいち解することができなかったが、ここに来て納得。
ただ、実際には視デや基礎デのようなところで鍛えられた人たちと戦うわけだから楽観できないし、そもそも自分に「才能」があるか、それが磨かれているかが問題ではあるが。
という感じで食品系企業のファイルを眺めながら話をしていたのだが。
ここで自分が大事なことを忘れていたことが発覚。
確かこんな会話をしていたときである(と思うが、かなり怪しいです)。
職員「ここなんかどう?」
赤岩「うーん、ここだと一人暮らししなくちゃいけないですね。実家から通いたいですし」
職員「あらそうなの」
赤岩「両親がもう働いてないですし、今まで家のことを姉にまかせっきりだったのでそろそろ自分も手伝わなきゃと思って」
職員「…え、それだったらデザイナーは無理ですよ、残業続きで親の看病ができないですよ」
この期に及んでドラ息子っぷりを発揮する自分。
現実を見る振りして、実はドリームワールド状態だった自分。
…いまさらながら気づいてよかった(汗)。
そうでした。自分の就職には「家庭の事情」が大きなウェートを占めていました。
父からは戻ってくるよう言われているわけではないけれど、できることなら実家に帰って親と一緒に暮らしたい、と思っていたのですが、それを考えて仕事選びをしてませんでした。
親孝行をするはずだったのに。
その後色々ばたばたと話を進めて、
・親の看病をすることを考えると、デザイナーは残業が多いからNG。転勤もないほうがいいからカルチャーセンターも微妙。正社員になったほうがいいから美術教室も厳しい(大体が契約社員だから)。
・とりあえず今は業種を無理にしぼらないで、給料や保障、雇用条件を重視したほうがいい。
・ハローワークに行くといいかも。若者の就業を促進する政策が進んでいるから今は若年者向けの施設がある。六本木のセンター(若者向け)と、地元のハローワークを覗いてみたら?
・最終的には卒業することを一番に考えてね(=サボるなよ、ということか?)。
・履歴書は会社が決まらないと志望動機が書けないけど、学業と課外活動は今でもかけるからとりあえず1枚書いてみて。
・ちびくろは簡単に説明しきれないサークルだから、履歴書では前書きくらいにとどめて面接官の興味をひきつけて、あとは面接やポートフォリオで詳しく話せるようにしたほうがいいかも。
・図工教室で3月下旬〜4月上旬の間動けないから、そこに試験を持ってこない企業を選ぶように。
(なぜ就活を押してまで図教に参加するかは、そのうち話すと思います)
というようなアドバイスをくれた。
今やるべきことも気の早いこともひっくるめて話をしたところで、面接時間の30分が終了。
長くなっちゃったので、今回のまとめはまたあとで書きます。
お疲れ様ですー。
就職活動、先行き見えないでしょうが、あんまり悲観せず、色んな企業を見て、愛想振りまいてきてみてください。
受ける業種は絶対絞らないほうがいいと思います☆やってるうちに、頭でっかちにならずに、体で業種が選べるからさー。
1月あたりまでは忙しいけど、それからだと何か話聞けるかもしれないから、メールしてネ〜☆
わーニアさんありがとうございます。
自分は最初から「●●系一本!」としなかったのが今になっていい方向に働いてるかもしれないです。思い込みが激しいので。
何かあったらメールさせてください。
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