2007年06月23日
2:切っても切ってもプラナリア(阿形清和・文、土橋とし子・絵)
相当放置していた「読書マラソン」を再開。
でも次のエントリー予定は未定。
切っても切ってもプラナリア | |
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手に取った理由:
プラナリアが切断されていく様に自分の精神状態を無理矢理こじつけようとしていた時期があった(オイ)。
読後感:★★★☆・(3.5)
軽く感想:
生物の教科書の定番題材「プラナリア」。細胞の再生の実験でよく使われるそうです(自分はやったことは無いが)。
勉強の中身自体は高校レベルで難しいのだけど、この本は「切っても生えてくる」というところに重点を置いて、
小学生でもわかるように、でも深く掘り下げて説明してくれています。
絵本の出来も「傑作」とまではいかなくても「秀悦」だと思う。ちょっと字が多いので、読んでいて疲れる子が出るだろうけど。
またキモかわいいものが大丈夫な人なら楽しめるはず。ずたずたに切断された写真とかあるけど(苦笑)。
欠点を挙げるなら…カラー写真がほしかった。
イラストはとてもかわいいけど、やっぱり科学絵本としては写実の資料がほしい気がする。
(自分がプラナリアの写真を探してたからこう思うのだろうけど)
★を4個あげたかったけど、その部分でマイナス0.5です。
プラナリアの動画を検索してたら、大阪府の茨木市教育研究所の第2土曜科学教室いい感じの資料を発見。
(写真をクリックすると動画が見れます。気持ち悪いのが苦手な方はご注意を)
プラナリアって割とマイナーだから、真上からの図しか見つからないんだよね。
実物を捕獲することが出来ない自分にとっては、立体感のある動画を見れてよかったです。
それにしてもこの科学教室、たぶん小学校の週休2日制対策で出来たのだろうけど、
HPで見る限りでは割とレベル高いことをやってる…茨木市すげえ。
やる気の無い自治体は月1開催でもここまでガッツリやらないと思う。
同じ月1開催で遊び+美術のちびくろも、負けてられない。
いや、別に競ってるわけじゃないけど。
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