2007年06月18日
「制作」は「実験」と読み替えます
オープンキャンパスはあまり見れなかったので、ブログの話題としてはスルーします。ごめんなさい。
ともかく、手羽さんお疲れ様です。
今日はFRPのレクチャーを受けました。
一身上の都合により(苦笑)2年生に混じっての授業でした。
薬品の臭いと、素材のケミカルな感じから今まで食わず嫌いでいたのですが、
目の前で先生がいじる樹脂の、
色が変わったり、
粘り気が出てきたり、
薬品が加えられたり、
だんだんと固まったり、
手違いで湯気が出てきたり(汗)、
そんな様子を見ているうちに抵抗感が薄れてきました。
むしろ「今すぐ自分にやらせろ!」という気持ちに。
この感覚は、理科の実験のときのそれに似ている気がします。
自分が小学校5〜6年のときに、担任の先生に恵まれたおかげで理科の実験を好きになって、
中学にあがっても薬品を混ぜたりするのが楽しみだったりしたおかげか勉強もはかどって、
受験でも理科が「好きだし得意な科目」だったおかげでほかの科目もがんばれた気がします。
高校になると実験のうえで専門的な分析をする必要性が出てきて、
最低限の努力しかしない自分はモル計算とかから逃亡したので成績はがた落ち。
でも、理科の4分野(物理・化学・生物・地学)を一通り勉強させてもらったことから見えてくることもあったし、
自分の場合は生物の先生と仲良くなれたのはかなりの励みになりました。
なので3年になり理科が選択必修になったときも、迷わず生物を選びましたし、実際の授業も「当たり」でした。
文系クラスで授業時数に余裕があったので、理系クラスより実習が多かったのです。
鶏の解剖もやらせてもらえましたし、手と動かすことが多かった気がします。
そのころはプライドに見合う努力をするなんて気にすらならなかったし、
学校のテストはほぼ放棄していたので赤点の常連だったし、
進学に対する危機感も義務感も無きに等しかったのに、
受験教科の中で「好き」といえる分野があったことはかなりの救いでした。
特に、クラスで1〜2人は東大に進む子がいるような高校にいた人間にとっては。
ノリと勢いと現実逃避で美大生となったあと、
自分の興味や適性・思考パターンを分析しているうちに、
理系の進路をとらなかったことを少しだけ後悔することがあったのですが、
今日のレクチャーを受けた後しばらく考えてみて、
もしかしたら、今までの理科経験を美術に還元できるかな?なんて思ってみたりしました。
…論理は相当こじ付けなのですが(汗)。
というわけで明日からしばらくは、
そんな昔の理科実験を思い出しながら、樹脂を型に塗っていこうかと思います。
実験なので「美術」が仕上がるか怪しいですが、
そもそも自分の中に美術の素養が少ないですし(汗)。
まずは手を動かさなきゃ。
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