2006年09月09日

なんてこったい

手羽さんが「特色GPに選ばれました!!」という日記を書いたとき、詳しい説明がなかったので「彫刻学科の授業は入ってなさそうだなぁ。自分には関係ないかな」と勝手に判断してしまい、公式HPで確認せずスルーしてしまいました。
(言葉の響き的にデザイン系の授業が取りそうな感じがした)


が、自分にモロ関係があることが昨日発覚。


教職必修の授業でした。しかも今年取ってるやつ。


学校のHPでの説明はこちら。
シラバスはこちら。「教職総合演習1」ってやつです。
でも授業のカリキュラムが載っていないのが残念。
なので軽く説明をすると、
今の法律では、小中学校の教職免許を取りたい人は、1週間の「介護等体験」をしなくてはなりません。
(以下、「体験」と略します)
ムサビの場合、(基本的に)2年生になったら老人ホームや障害者の授産施設など6つの施設のうちひとつを選んで体験をします。
その取り組みが「美術と福祉プログラム」で、そのための前提授業が「教職総合演習1」なのです。
(ちなみに、上記のシラバスにある「教職総合演習2」は、中学の免許が取れない=体験に行かなくていいデザイン情報学科の人向けだそうです)
ちなみに大まかに内容を言うと、前期で体験の試作や準備をして、そのあと施設で体験させてもらって、後期は体験を通じて得たものをレポートや紙芝居でまとめて1年生向けのオリエンテーションで発表、という感じです(細かいところは受け入れ施設ごとに違いますが、自分が撮った授業はこんな感じでした)。

1年生のとき、オリエンテーションで福祉施設に送る提案書のコピーをもらったのですが、
「美術教室を開いたらどうですか」とか「施設内の装飾をさせてください」などが書かれていて、
それを読んで自分は「うわー、やっぱりここまでしっかりアピールしないと体験の受け入れをさせてもらえないんだろうなぁ。結構施設の負担になるだろうし、大学も必死なんだろうなぁ。」と感じました。

が、どうやらここまで体験に対してガッツリ準備をするのはムサビくらいらしいです。
(知り合いの学校では前提授業すらなく、事務から「体験したいの?じゃあここに行ってください」という感じで前準備なく直接体験に行くらしいです。学校にもよると思いますが)
で、その「ガッツリ」加減が文部科学省の目に留まった、ということらしいです。


自分の受けている授業が国レベルで評価されたのは結構うれしかったりします。
(大学側にも、研究費名目で予算がもらえるそうです)
うれしいのですが、その分重い責任を負うことになりました。


「外部向けの展示会をやるから、ムサビ史上伝説に残る紙芝居を作ってね」
「授業の報告書を本にしてまとめるから、A4サイズの原稿が追加になったよ」


うっわーーーーー。レポート追加な上に世間にさらされるのかよ(汗)。
ここまできたらガッツリ作るしかないよーー。
ガッツリ作ってやる!
ガッツリ…(自信なさげ)

日記を書くに当たって文部科学省のHPを調べてみたら、法律制定当時のものと思われる報道発表の記事を発見。
それによると、「介護等の体験は7日間以上行っても差し支えないこと。また7日間の内訳については,社会福祉施設等5日間,特殊教育諸学校2日間とすることが望ましいこと。」らしいです。

ムサビは、7日間全部福祉施設なのですが。
でもお墨付きをもらいました。
まぁ、「望ましい」だから大丈夫か。

ちなみに自分の場合、美大に行こうとする前は、盲学校で体験をしたいなぁ、と思ってました。
これについては後ほど…書くかな?



Posted by akaiwa at 2006年09月09日 10:03
トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.musabi.com/blog/mt-tb-musabi.cgi/5905

トラックバック

» 老人ホームとは from 介護について考える
突然のトラックバック失礼します。よろしければ老人ホームについて情報交換しませんか? [続きを読む]

Tracked on 2006年09月26日 10:39
コメント
コメントしてください




保存しますか?