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医学と芸術展レポート

予告通り行ってきました!
医学と芸術展見てきた!!
 
 
 
22時までやってる森美最高!!
ってかお金無くて行くの諦めてたけど
臨時お小遣いもらってギリギリ展示期間に間に合ってマジ良かった!
 
 
簡単にどんな展示かというと、 
医学作品と芸術作品がごっちゃになったちょっとエグい展示でした。
 
人体のふしぎ展の時も思ったけど、
みんなエグいの好きだよね〜 コノコノー( ´_ゝ`)σ)Д`)グリグリ
夜に行ったのに普通に混みすぎです。
 
 
 
昔は印刷機や写真が無いから、解剖図とか記録するには
全部版画で刷ってて、版画を学ぶものとしてはおぉーっって感じなんだけど、
正直そーゆーのはすっとばしたのでほぼ見てません。爆
 
やっぱねぇ、医学と芸術関連づけるの物として置いとくのは面白いんだけど
結局は関連付けるものでしか無いから別に人を押しのけてまで見るに値しないよね。
作品っていうか資料だから『へぇ〜』って感じ。
 
ダヴィンチの解剖図とかは両方の視点で見られるからうまいなぁって思ったけど、
天才ってのは前から知ってるし、ダヴィンチのデッサンなんて正直見飽きてるし。
つーか原画クソ小さいのに引き伸ばしすぎだし!!!
 
 
あと、有名アーティストってだけで無理矢理飾られてた感MAXの
ベーコン、ウォーホル、松井冬子、蜷川実花の作品は謎過ぎる。
 
ってかウォーホルの作品、エディションもサインも無いうえに、
試刷りみたいな紙だったけど飾っていーのか!?
応挙の作品もあんなとこに置かれるとなんだかなぁ・・・って感じがして
美術館も商業なんだなぁ〜っていういやーな部分が見えてしまって残念。
まぁだいたいそっか。
 
 
でも、そんな作品を吹っ飛ばすぐらい良かったのは
  
「ライフ・ビフォア・デス」
 
写真作品なんだけど、タイトル通り
闘病中と死後すぐの写真を並べた作品。
 
 
とにかく超カッコイイ!!!!マジ鳥肌たった。
 
 
・・・いや、かっこいいって表現は確実に間違ってるんだけど、
なんかあれを言葉にする方法を残念ながら持ち合わせて無いんです。
これだから美術概論のレポートとか嫌いなんだチクショー!!
 
 
とにかく生と死が隣合わせに置かれていて、
そりゃあ生と死っていつでもセットなんだけど、
その事実を改めてつきつけられるような色々考えさせられる写真でした。
 
お婆さんの写真はなんか死後の写真も気品漂うっていうか、
なんか悟ってる感じがして、この人の一生は充実していたんだろうなぁってのが伝わるんだけど、
赤ちゃんの写真は生前もチューブでつながれていて、すっごい辛そうで
(父がチューブにつながれてる姿を見ているので今でもチューブ恐怖症)
死後の写真では着飾って人形みたいになってるんだけど、
この子の人生って何なの?って思わせるような過酷な現実を目の当たりにさせられました。
 
 
いやぁ〜この写真見れただけで行ったかいがありました。
 
 
ポストカードがあったら絶対買おうと思ったら
ダヴィンチとか、光るウサギばっか・・・・
やっぱグッズ化するとなるとそうなりますよねぇ・・・・
 
あ、そうそう。光るウサギってのは
遺伝子操作で暗闇で光るようにさせて、倫理的にどうなの!?みたいな作品なんだけど
ずっとウサギじゃなくてウナギだと思ってた。笑
 
ウナギだったら単純に綺麗じゃーん!とか思ってたけど
哺乳類となると途端に残酷になるね。なんでだろ。
人間ってホント都合の良い生き物なんだろうな。
 
そもそも倫理的にどうなの!?とか言ってるわりに商業には積極的だし!!
 
 
あと、良かったのは一見、日本画で使うような砂で塗ったような白い絵なんだけど、
実は人間の頭蓋骨をひたすら紙ヤスリで削って
それをヤスリをキャンバスに貼り付けてたやつ。
 
横に制作してる映像が流れてるんだけど、
もくもくと頭蓋骨やすっとるっていうシュールな映像。
生きてた人間の骨が、こんな作品になるのも変な感じで
しかもよく見るとキラキラしてて、とっても綺麗。
 
結構素材の意外性で見せる作品みたいなのって結構あるけど
(この展示にも粉ミルクで作った乳児像みたいなのもあったし)
誰かやってそうでやってなかったなー
 
うちも死んだらヤスって飾って欲しい。笑
 
 
 
あと、壁際に男の子が二人でDSじゃなくてアドヴァンスやってるよ!・・・と思ったらそれは作品で、
ほんものそっくりの男の子すげぇ!・・・と思ったら同じ老人の顔をしている男の子で、
クローン羊ドリーの問題でクローンは生まれたばっかでも
細胞は老化してるんだよーこんな子いたら嫌でしょー?
みたいなのを訴えた作品も良かった。
 
まずね、『ゲームボーイズ・アドヴァンス』っていう
タイトルが絶妙だった。ナイスネーミング!
 
あと、こういう批判する手段として美術で視覚的に訴えかける表現は
カッコイイよね。(←ボキャブラリー少なすぎ
 
下手な意見書書くより簡潔で、言語も関係なく後世に伝わる
美術って本当に凄い表現方法だなってのを再確認させられた作品でした。
 
 
平和を訴えるには、戦場の悲惨な写真を見せれば
そりゃあ誰もが戦争反対!ってなるけど、
それだと色んな人は見ないだろうし考えさせる機会にはならない。
間接的に訴えることで考えさせる機会を増やす、本当に絶妙な表現だよね。
いやぁ〜カッコイイ(←相変わらず
  
 
あんまり真面目なことばっか書くとひかれそうだから言っておくと
『貞操帯』と『男性用マスタベーション防止器』があって、ガッツリ見てきたことを、一応報告しておく。
 
特に自慰防止器の形とか形とか形とか・・・・
 
いや、文献でしか読んだこと無かったからさ・・・(どんな文献だよというツッコミはナンセンス
 
 
 
 
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なんか色々考えすぎてまた色んなこと忘れた気がする・・・・
 
 
マジで若年性アルツの疑いこえーーー
 
 
【追記】
なんか他のムサビ日記ライターの人達の日記とかを読んでて思ったんですけど
やっぱり私って毒舌ですね。笑
 
ベーコンもウォーホルも普段は大好きですよw 二人とも画集持ってます。
(松井冬子、蜷川実花は別にだけど)
ただこんな形で出会いたくなかったって話です。
展示も商売だから仕方無いんだけどさ〜あのベーコンの飾り方は唐突すぎるでしょ!

投稿者:4wd : 2010年02月28日 03:04

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コメント: 医学と芸術展レポート

駆動様、こんばんは。
「医学と芸術展」、ずいぶん前からやってるなと思っていたら、
今日まででしたね。
娘と出かける用事が、都合で取りやめになり、暇をもてあましているというので、行きたい展示を聞いたらこれだというので、雨降りの中行ってまいりました。
駆動様がすっとばしたという、エッチングやアングレービング(エングレービングと書いてました)の図版たくさんありましたね。
解剖図のかたすみに、落書きみたいな小さな骸骨が描いてあるのを娘が見つけました。かわいい!!
「解体新書」の初版なんていうのもありました。「ターヘルアナトミア」から鼻という言葉を訳すのに、何日もかかったというエピソードを聞いたことがあります。
音声ガイドが無料といいながら、「調整中」で借りられず、でも周りには使っている人がたくさんいたから、ちょっとの差だったようです。

駆動様が、↑書かれている、「LIFE BEFORE DEATH」よかったです。
LIFEの写真がDEATHの1〜3ヶ月くらい前でしたよね。
小さい子はともかく、みんな自分がそう長くないことを分かっているような、でも諦めた顔ではなく、すごく穏やか。
DEATHの方も、眠っているような、安堵の表情でした。
駆動様が書かれているので、他のもけっこう気をつけて見ました。
骸骨の生け花とか茶の湯のさらっとした絵がよかったです。応挙の骸骨の近くにあった。
息子に図録を買いたかったのですが、売り切れてて残念・・

投稿者 yukihaha : 2010年02月28日 19:15

面白そうな作品展ですねー
目黒寄生虫博物館も忘れないであげてねっJ('ー`)レ

投稿者 香月やるお : 2010年03月09日 22:11

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