リアルでギリギリな美大生の日常を・・・ (※微妙に非日常系日記)
Search
私の気になった卒制紹介その3(ファインアートしばり
うおっ、なんか卒展もすっかり終わって忘れてたけどこのシリーズ終わらせなきゃ!
え、ってか一週間もたってるんですか。それはそれは・・・
こういうのってさくっと紹介するのが良いんだけど、いかんせん時間がかかるんだよね・・・よくない。
ってことで今回はさらっといきます。さらっとね。
今回は版画っぽくない版画作品シリーズ。
まずこちらも版画の子の卒制です。
4号館下にそびえたつ、ドラえもん色をした小屋。
一応許可をとってないので作者の顔にモザイクかけてみたけど
別に卑猥な顔をしてるわけではありません。爆
版画専攻の卒制では条件として『版表現を含めた作品』って決まりがあるので
インスタレーションっぽいことする人があんまりいないのですが
彼はいつもこんなことやってます。
一応、いろんな技法を駆使した作品が中に飾ってあります。
でも講評では物の配置とか、畳に土足はねーよ!とかをつっこまれ、
作品についてはほぼ触れてなかった気がする・・・・まぁそこが面白いんだけどさ。笑
先生も
『ではみなさん彼の服装には触れないでください。』
と講評を開始していたので、私も彼の思惑にはのりません。
パンダのネクタイキモいとか、もぅ絶対つっこまない。
あと、
『では、これから昼休みをとりますが午後からの講評は小屋集合で。』
と、午後は便利な待ち合わせ場所となっていました。
しかもなぜか午前と午後で、講評2回してた。(前代未聞w
いやぁ〜これは作者を知らないと作品を説明できません。
とりあえず彼の講評が毎回面白いから楽しみだったんだ。爆
それにしても今年はなんだか4号館下に小屋多かったよね。それもレベルの高い・・・
たしか手羽さんか誰かが小屋系作るなら外観もちゃんと気合いれてやれ!
的なことを言ってた気がするけど、
私は外観にかける時間あったら中味に時間と金をかければいいのに・・・って思うなぁ。
まぁデザイン科とかなら話は別だけど。あと、この作品の場合も。笑
そこはきっと価値観の違いなのでしょう。私は時間とお金は見せたい部分にだけ使って欲しい派。
はい、大して面白いことかけなかったけど、版画っぽくないシリーズの次の作品。
これも版画の作品です。
もともと平面作品を立体作品にするのがコンセプトらしく、
授業の課題では制作時間が短くて刷るのにいっぱいいっぱいだから、
平面作品のままで終わっていたのだけど
学外展示ではよく刷ったものを立体作品にしていました。
それがまさか卒制でこうくるとは・・・・
ってかね、木版で刷ったものを柱状に貼ってる訳だけど、
まぁ〜刷ってる量がハンパないよね。
赤い方を刷ったの広げると実質一番でかい作品これなんじゃないのかな?
個人的には青い方が好きなんですけど全部家で刷ったというストイックさに涙。
いやぁ〜ほんと版画の子ってえらいよね。
私はレポートすら家でやらなかったのに、みんな冬休み中家に持って帰ってやってました。
しかも工房が夜10時まで結局使えないっぽいみたいな空気になった時、
家でやるために道具とか全部持って帰ってた子もいたりしました。
まぁそんな中、結局夜10時まで開放されることになっても素直に喜べないのはいうまでもない。
あ、ちなみに横に写っているのは永遠の16歳の永澤先生です。
卒制には以前教えてくれていた先生方も来てくれるからうれしい。
やっぱりさくさくいけなかった。