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教育実習させていただきました。その4

前回までの話はこちら。
 
教育実習させていただきました。その1
教育実習させていただきました。その2
教育実習させていただきました。その3
 
 
こんなにガッツリ先生側の思いを書いてしまったけど
今思えば生徒も見てるんだった。まぁいっか。
 
 
自分が授業をした話はさておき、
前回『絵に正解がない』絵画に対して『絵に正解がある』素描の話。


素描は2年生の美術専攻の授業で静物デッサン。
モチーフは台のうえに瓶とかブロックとかボールとかやかんとかがいっぱい組まれているもの。

これは私が現役の時から変わっていなくて何だか懐かしい。


絵画の授業と違って正解があるからデッサンの講評はそんな悩まず
『質感が〜』『陰影が〜』『構図が〜』とか普通に予備校の講師しました。
 
 
っていっても私、現役で受かった所謂ラッキーガールなので
そこまで自信は無かったりするのですが
まぁさすがに美術専攻というエリート集団といえど、
高校2年生よりかは上手いと思われるので特に悩むことなく
それぞれの今やるべき頑張りポイントを助言。
 
すると生徒はそこを一生懸命やってくれるので
言い方は悪いけどなんだかシュミレーションゲームをしているような気分になってきて
見ているのがホント楽しい。

そしてこの楽しさを表現するのにシュミレーションゲームしか例を出せないのが
 
ホント悔しい。
 
 
自分のボキャブラリーの無さを呪うばかりです。
 
 
しかも放課後や空き時間にデッサンしている生徒が結構いて、
初めての授業だけど経過を知っている生徒がいるので
 
 
でもって最初の10分ほど書いたあとすぐ講評。
 
まぁ美大生ならだいたい想像がつくと思うけど
魅力的なところ・頑張っているところをまず褒めて、改善点を述べるって感じなんだけど
その内容はまぁ先述したように『絵に正解のある』課題なので
『質感が〜』『陰影が〜』『構図が〜』とか普通に予備校の講師っぽく言うのだけど
 
 
問題はやっぱりボキャブラリー。
 
 
やっぱり予備校はけなしてナンボだけど、公立学校では褒めてナンボ。
 
でも昔とにかく褒める先生がいて
『頑張ってるね』『すごく良い』『才能あるよ』とかとか
この先生は何でも褒めるっていう印象が、逆に何描いても大丈夫っしょみたいな
逆に悪い印象に変わっていたのですが、
 
今考えると気持ちがす〜っごい分かる。
 
『ここが良い』『ここが好き』『ここが素敵』『好感をもてる』
 
・・・と、前の人と同じこと言ってたり
気をつけてるつもりでも表現が似てくる。
 
 
そんな時先生の講評を聞いて改めて
さすが教える側のプロだなぁ〜と感心したボキャブラリー。
 
 
『ここの光の表現がドラマチックだよね。』
 
劇的な陰影』
 
構図の巨匠
 
抜群のセンス』←これはちょっときわどいw
 
 
このギリギリのラインが生徒のモチベーションを左右するんですよね。笑
 
現役の時は特に意識したことは無かったのですが
教える立場になった時、本当に褒め上手だなぁと感じました。
 
 
ボキャブラリーの無さを呪っている私としては
ブロガーとしても見習いたいです。
 
 
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褒めるのって的確なところを褒めないと嫌味やフォローみたいに感じてしまうし
褒めすぎてもうそ臭いし本当に難しいなぁと思いました。
 
 
これは社会にでても役に立ちそう。

投稿者:4wd : 2009年07月07日 00:21

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コメント: 教育実習させていただきました。その4

ぜんぜん関係ない話で申し訳ないのですが、
四輪駆動さんで通学時間どのくらいなのですか?
かなり、自宅通学者の中では近そうな感じが、いろいろと拝読していて感じるのですが、、、?

投稿者 みずしらず : 2009年07月07日 16:00

>みずしらずさん
最近は通学に慣れて書かなくなりましたが
実家から学校までは一時間半ほどで、
朝が苦手で電車をしょっちゅう寝過ごす私は
3年生までは一人暮らしをしたくて仕方がありませんでした^^;

他の美大はだいたい近いんですけどねぇ・・・

投稿者 四輪駆動 : 2009年07月10日 22:53

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