リアルでギリギリな美大生の日常を・・・ (※微妙に非日常系日記)
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2009年07月のアーカイブ
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信じがたい就活
お久しぶりです。
大阪、京都と観光旅行行ってました。
平等院がかっこよすぎて直視できませんでした。
そんな寺や城にキュンキュンしてしまう私は一応女子大生。
さてさて最近、モー娘。の道重さゆみがバラエティに出てますね。
現役の間に一人でバラエティ番組に出るのって珍しい。
あんまり好きじゃ無いけど、(むしろ個人的には生理的に嫌いな顔だけど)
ハロプロが落ち目なので頑張ってほしいな。
そういえば教育実習とか課題とかで全く就活のことを忘れていましたが、
道重さゆみの姉の話を聞いたら、なんだか何とかなりそうな気がしてきました。
以下、転載。
・面接官の質問にトンデモ回答を繰り返し、ポカァ〜ンとさせてしまう。
・そればかりか、他の面接を受けていた人から失笑が漏れた。
・志望動機を「適当」と答える。
・「最近感動した話は何ですか?」の質問に、「おじいちゃんと山口県で別れる時に、
あっ、おじいちゃんじゃなくて祖父祖父」と答える。
・「自慢できる自分の事は何ですか?」の質問に、
「祖父という言葉を最近覚えました」と答える。
・「友達には何て言われますか?」の質問に、「明るくて素直でいつも元気でカワイイってよく言われます。」と答える。
(想定外の質問だった為に、間違って「言われたら嬉しい言葉」を答えたらしい)
・更に「どんな場面で言われますか?」と聞かれ、「今はちょっと言えないです」と答える。
・「祖父と祖母」と言おうとしたが、間違って「祖父と蕎麦」と答えてしまう。
・ヤル気があると思われたくて「お店の方に見学に行きました」と言ったら、
「どこのお店に行きましたか?」と聞かれてしまう。適当に「笹塚です」と答えたが、
「笹塚に店舗はない」と言われて失敗。
・結局会社からの電話は無く、不合格となる。
・就職試験の面接で「ここは第一志望ですよね?」と聞かれ、
第一志望と答えるが面接の最後に嘘を付くのが嫌になり、「ここは第二志望でした。」と答える。
さらにこの会社の入社試験の日を忘れてしまい、試験当日に母重と遊びに行きすっ飛ばしてしまう。
・就職用の証明写真を撮るが、手鏡も写り込んでいる。
・会社説明会で12,000円のフルコースの和食が出て、凄く楽しかったので、
「ここの会社に決めぴ」と就職先に決めてしまう。
・アミューズメント系の企業に就職したいが、母重に反対されている。
・信じがたいことにいくつか内定を貰って、就職先も決定した。
とんでもない失敗
版画の課題が終わって、3年生が素敵な新歓返しを企画してくれて楽しんだ次の日。
教員採用試験の一次が終わりました。
そんでもって実は就活しに名古屋に行ってきました。
どちらも対策を全くせずのりこんだため、全く次に進める気はしませんが、
いろいろと勉強になったのでまたいつかレポートを。
さてさて、なんかみちくささんがシフトの時間間違えたぐらいで「とんでもない失敗」と称していますが
なんつーか私週1のペースでリアルにシフト間違えて行ってる件について。
もはやそれぐらいの失敗は
『musavisionをmusabisionって打っちゃった!てへ☆』
レベルのミス。てへ☆
私はこのようなウッカリな事件は日常茶飯事なので
ちょっとぐらい怒られようが、ちょっとぐらいミスしようが、全然へこたれないのですが
きっとみちくささんの場合、自殺するレベルなんだろうなぁ・・・・
なんていうか私生きててごめんなさい。(遺書
ちなみにレポートの出し忘れとか、テスト寝坊とかで
毎年6単位ぐらい落としているのですが、
4年目にして
"テストの時間を間違える”
というミスをしでかしました。
しかも扉開けるまで全く気付かない自分アホすぎる。
せっかくわざわざ朝に、名古屋から帰ってきたのに・・・・
とりあえず後期も同じことやったらこの世から消え去ろうと思います。
レポートに集中できないので日記でも
という訳で明日はレポート提出。
この時間にして、珍しく残りのレポートはあと一つ。
(いつもならあと3つぐらいあってどれを諦めようかチョイスする時間)
・・・ってもぅ4年生だったもんね。レポートやってる自体がちょっとアレなのかも。
ちなみに今やってるレポートは法学研究で表現の自由とかをテーマに
今話題の児童ポルノ規制について調べていたら
wikipedia先生の情報量に吹きました。
右にあるスクロールバーがちっさww
読んだだけで朝になりそう。
きっと美大にはレポートじゃなくてもこの話題について熱く語れる人が
いっぱいいるんだろうなぁと思います。
そんなこと考えていたらこの人を思い出しました。
これからは、こんなこと授業でやったら犯罪者になってしまうのだろうか・・・・
まぁやるなと言われてやるのが美大生の性ってやつなので、
きっと児童ポルノ規制のアンチテーゼ的な作品として、
それはアウトー!!みたいな作品が更に増えるんだろうな。
私はそういう作品に関して寛容だけど(あえて好きだとは言わない
世の中はそれで良いのか?
大切なことなので2回言います。
やるなと言われてやるのが美大生の性。
これからの美術界はどうなることやら・・・・
ムサビコムにおいての私のポジション
最近教育実習とかの真面目な話だったり、
課題で病んでる日記とか書いていたので
本来の私の日記にそろそろ戻そうかと思います。
さてさて、たぶん他の人たちにとっては全くどうでも良い話ですが、
版画の工房は大学内でも一番の僻地にあり、
しかもしかも、シルク工房は各版種の中で一番トイレが遠い。
っていっても工房から5分もかからないので
他の人から見ればどうでも良い話かもしれません。
しかし、これは本当に死活問題で版画集で50枚とか刷っていると
1版刷るのに片付け合わせて1時間半近くかかってしまい、
刷っている間中、現場を離れたらインクが大変なことになるので、
膀胱が限界点を突破したら緊急事態発令です。
すぐ目の前に使徒がぁーーー使徒がぁぁぁぁああーーーーーー!!!みたいな。
シンジくん早く乗ってーーーーー早いとこ乗ちゃってーーーーーー!!!!みたいな。
もはや課題をこなすというよりかはトイレに行くために刷る・・・・みたいな。
こういう時、人間の生理現象って凄いパワーだなって改めて感心します。
さて、そんなトイレに行く間も惜しむ異常事態なので
ご飯を買いに行くタイミングもままならない。
そんな状況にも関わらず、今日はムサビ日記のオフ会。
1時間もいれないのに会費が2000円だったということにエレベータで気づき、
お財布の危機的状況にもずくさんと血の気がひいたりしましたが、
完全に昼飯を食べるタイミングを逃していたので
皆さんが自己紹介している間にガッツリ食べてました。
本当にすいません。
サンドイッチ3つずつとってすいません。
チョコケーキにいち早く手を出し、ハンバーガーみたいに食ってすいません。
あ、海ぶどう美味しかったです。
ちなみに、途中帰宅し工房に戻って
『何食べたの?』
って聞かれて
『からあげ、ポテト、サンドイッチ、ケーキ、エビチリ・・・』
と答えていたら
『死んじゃえ!』
って言われました。本当にすいません。
まぁ、久々に会ったもずくさんとコバトさんとばっかり話して絡みは少なかったのですが、
とりあえず全員の自己紹介が聞けて良かったです。
新しいムサビライターの人も見れて、ホクホクでした。
でもさすがに4年生になるとオフ会に新鮮味がありませんね。
すっかり常連になってしまった私。こうやって卒業していくんですね・・・
ってか今更四輪駆動の由来なんて聞いて新鮮な人もいないと思うのだけど・・・
ちなみにオフ会に新鮮さは無いものの、
未だにあの不思議な空間での自分のポジションが分からず、
毎回食べながらウロウロしたり、手羽さんがSべってるを見て後ろからニヤニヤしているのですが、
いつか私も
いつか私も!
いつか私もいつもあの椅子に座っていらっしゃる音量子さんのようなポジションになりたいです。
でも音量子さんは私が1年の時からあの位置なような・・・良いなぁ〜
何がともあれ、おきなまろさん素敵な企画いつもありがとうございます。
だって女の子だもん。
まったく触れていませんでしたが
今やっている課題は2ヵ月でA3以上の作品を2つ、
あと版画集というものを作っています。
版画集とは学生と指導教員全員の作品を集めたものを卒業する時に一人一人もらえるという
版画ならではの毎年恒例の課題であり、
50枚近く同じものを刷って提出しなくてはいけないという
先輩たちも代々やってきた鬼のような課題です。
特に教育実習に行った学生は3週間のブランクがあるので
鬼も泣き出すぐらいキツい課題です。
こういう学生の就活を全力阻止しようとする版画専攻が、ときおり憎く感じる。
そんな訳で毎日DA PUMPとか聞きながらやや発狂しつつ
工房で8時まで作業しています。
4年生になっても毎日学校に通い
教室に行くと愉快な仲間たちが作業しているというのは
考えようによっては相当恵まれた環境であり幸せなのかもしれない。
でも今日はさすがに製版を3回失敗して版画集の制作が全く進まず
夜にレベル上げしていたらそのまま寝てしまい電池切れした時のような絶望感を味わい、
思わず泣きそうになっていたら
一歩早く友達がシルク工房に泣きながら来訪。
先週は別の友達が先生のちょっとした発言で泣いていました。
美大生って楽しいことばっかりじゃないんです。
だって涙が出ちゃう。女の子だもん。
頑張ってるのに結果にでないのって辛いですよね‥‥‥
あぁ辛いなぁ〜
ちなみにこんなに頑張っているのに将来にほとんど役立たないことを考えると
更に絶望的な気持ちになるけど
就活を一切していない他の子たちの将来については全く心配していません。
だって最終的には結婚できちゃう。女の子だもん。
まぁそんな泣いている子達の100倍ヤバい現状にある私ですが、
ドラクエのラスボス手前のセーブデータが消えた経験をしている私は
それぐらいでは涙を流しません。
だって泣いてる暇すら無いんだもん。女の子なのに・・・・
教育実習させていただきました。その4
前回までの話はこちら。
■教育実習させていただきました。その1
■教育実習させていただきました。その2
■教育実習させていただきました。その3
こんなにガッツリ先生側の思いを書いてしまったけど
今思えば生徒も見てるんだった。まぁいっか。
自分が授業をした話はさておき、
前回『絵に正解がない』絵画に対して『絵に正解がある』素描の話。
素描は2年生の美術専攻の授業で静物デッサン。
モチーフは台のうえに瓶とかブロックとかボールとかやかんとかがいっぱい組まれているもの。
これは私が現役の時から変わっていなくて何だか懐かしい。
絵画の授業と違って正解があるからデッサンの講評はそんな悩まず
『質感が〜』『陰影が〜』『構図が〜』とか普通に予備校の講師しました。
っていっても私、現役で受かった所謂ラッキーガールなので
そこまで自信は無かったりするのですが
まぁさすがに美術専攻というエリート集団といえど、
高校2年生よりかは上手いと思われるので特に悩むことなく
それぞれの今やるべき頑張りポイントを助言。
すると生徒はそこを一生懸命やってくれるので
言い方は悪いけどなんだかシュミレーションゲームをしているような気分になってきて
見ているのがホント楽しい。
そしてこの楽しさを表現するのにシュミレーションゲームしか例を出せないのが
ホント悔しい。
自分のボキャブラリーの無さを呪うばかりです。
しかも放課後や空き時間にデッサンしている生徒が結構いて、
初めての授業だけど経過を知っている生徒がいるので
でもって最初の10分ほど書いたあとすぐ講評。
まぁ美大生ならだいたい想像がつくと思うけど
魅力的なところ・頑張っているところをまず褒めて、改善点を述べるって感じなんだけど
その内容はまぁ先述したように『絵に正解のある』課題なので
『質感が〜』『陰影が〜』『構図が〜』とか普通に予備校の講師っぽく言うのだけど
問題はやっぱりボキャブラリー。
やっぱり予備校はけなしてナンボだけど、公立学校では褒めてナンボ。
でも昔とにかく褒める先生がいて
『頑張ってるね』『すごく良い』『才能あるよ』とかとか
この先生は何でも褒めるっていう印象が、逆に何描いても大丈夫っしょみたいな
逆に悪い印象に変わっていたのですが、
今考えると気持ちがす〜っごい分かる。
『ここが良い』『ここが好き』『ここが素敵』『好感をもてる』
・・・と、前の人と同じこと言ってたり
気をつけてるつもりでも表現が似てくる。
そんな時先生の講評を聞いて改めて
さすが教える側のプロだなぁ〜と感心したボキャブラリー。
『ここの光の表現がドラマチックだよね。』
『劇的な陰影』
『構図の巨匠』
『抜群のセンス』←これはちょっときわどいw
このギリギリのラインが生徒のモチベーションを左右するんですよね。笑
現役の時は特に意識したことは無かったのですが
教える立場になった時、本当に褒め上手だなぁと感じました。
ボキャブラリーの無さを呪っている私としては
ブロガーとしても見習いたいです。
教育実習させていただきました。その3
前回の話はこちら。
■教育実習させていただきました。その1
■教育実習させていただきました。その2
実習入っての最初の授業は3年生の選択実技の絵画でした。
モチーフは男性セミヌードで20号以上のサイズ(A1サイズぐらい?)で油絵、または水彩。
え‥‥これって大学入った最初の課題と同じじゃ‥‥‥
※ちなみに最初の課題とは黒人男性セミヌードのデッサン→白人男性ヌードの着彩で20号サイズ以上(?)でした
母校でありながらも私のいた時と大分カリキュラムが変わっていて、
いきなりの充実した授業内容に驚くと同時に前から自覚はしていたものの、
つくづくこの実習は自分が教師になった時、参考にならない実習だなぁ〜と思いました。爆
まず普通に考えて一般高校で人物モデルを長期に渡って描くことは無いし、
こんなでかいサイズを描くこともまず無いし、
水彩か油絵か選べるってのもほぼ無い。
そりゃあやろうと思えばできるのだろうけど金銭的にも時間的にも
生徒の技能やモチベーション的にも無理でしょう。
恵まれた環境すぎて逆に恵まれてないっていうね‥‥‥
そんな訳で先生が用意した参考作品のプリントにも
造形の合格作品がいくつかあったりしたのもあり、
完全に気持ちは予備校の先生って感じで見回り。
私が一番この授業で悩んだのは
『絵に正解が無い』こと。
特に油絵は形が崩れていても成立するし、
『味がある絵』ってものが存在します。
だから一概にここがダメってのは言えないし
しかもその“味がある”ってのを生徒に伝えるのも難しい。
というかブログで説明するのも難しい。
しかも私はあんまり使わないけど“味がある”って表現は、
描けてない子のフォローの際にも使われることが多いので
この発言は生徒を傷つけかねません。(実際に使ってしまってちょっと傷つけてしまったかも)
あと、先ほど予備校の講師のような感覚で挑んでいるものの
中には美大受験しない子もいるので“自由な表現”をして欲しいと思うけど
自由にしすぎるとそれは“授業”じゃなくてただの“趣味”になってしまう‥‥‥
特に最初は初対面の子ばかりで
性格も分からないし、どんな絵を書きたいかも分からないし、
言ったあとに『さっきの発言はもっと言い方があったな‥‥』とか
めっちゃ後悔したりしました。
あと致命的だったのが
『私だったらこうやって書き進める』
というビジョンが見えなかったこと。
私も現役の時凄い苦手だったのが背景の処理の仕方。
特に人物を描くとき全身を入れると背景の比重が大きくなります。
人物と背景を一緒に考えるってのが本当に難しくて
一応生徒には『背景も人物と同時に描き進めた方が良いよ』
‥‥‥とは言うものの自分が描く立場になったら背景をどうしようか全然思い浮かばない。
今まで描けなくても教えられるっていう甘い考えがあったけど、
それは完成した作品にしか通用しないことで、
制作段階の指導において、やっぱり確かな技術は必要なんだなと、改めて痛感しました。
‥‥‥と、ここまで書いといて言うのはアレですが、
日記が専門的な話になりすぎて、いったいどのくらいの人に伝わってるか不安です。
教育実習させていただきました。その2
教員採用試験まであと2週間も無いということより、
講評まであと2週間無いということに焦りを感じている四輪駆動です。
ちなみに昨日過去問を買いました。しかも専門教科のみ。
もともと受ける予定が無かったので、とりあえず受けることに意味があると思い
適度に頑張ろうと思います。
さて、教育実習の話。前回はこちら。
■教育実習させていただきました。その1
はい。前回は学校の説明と授業の説明をしましたが、
私が指導案から考えたのは総合美術を2つと、版画の授業。週3つで
実際体育祭を挟んだので8回。
科によっては指導担当の先生の授業全部担当したり、
研究授業以外はほとんど教壇に立って喋ることが無いという人もいるようですが、
私の場合、美術にしては多いのかな?
しかも事前打ち合わせの時に、今までやってきた授業も知らなかったのですが、
やりたい授業の指導案(もしくはどんな授業をするか分かるもの)を見せてと言われて
以前から自分で授業をするならこれだなぁ〜と考えていたものを持っていったのですが
嬉しいことに総合美術でそれをやらせて頂きました。
その時はみんなそんなもんなのかなぁ〜と思っていたけど、
実際終わってみて自分が一から考えた授業できるのって凄いラッキーなことだったみたいで、
美術はだいたい年間指導計画がキツキツで予定を組んでいるので、
研究授業も前の授業を引継いでやることが多いのですが、
私の場合は2週でできる授業を一から考えさせてもらえました。
ですから本当に貴重な体験をさせていただきました。感謝感謝。
残念ながらそれは研究授業にならなかったんですけど
まぁ結果オーライ。
しかも私が考えたのは多色刷木版画だったので、
版画の授業ではシルクスクリーンをやらせてもらい、
他の素描も絵画も一応自分の専門範囲内という
これまた恵まれた環境でやらせて頂きました。
ラッキークッキーもんじゃ焼きぃ〜
あぁ〜もんじゃ焼きくいたい。
ってか、こんなに書いてもまだ指導案で言うなら導入部分。
先は長そうですがお楽しみに〜