リアルでギリギリな美大生の日常を・・・ (※微妙に非日常系日記)
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魔法の木工ボンド
どうも、寝てるのにすいみんすいみんすいみんすいみんすいみん不足な四輪駆動です。
あぁ空はこんなに青いのに、風はこんなにあたたかいのに、
太陽はとってもあかるいのに、どうしてこんなに眠いのか。
まぁここまでピンと来た人は同い年ぐらいのキテレツファンかアイマスオタです。
なんだろうこのファンとオタの境界線って・・・・
さてさて昨日木工の講評が終わりました。
今更ですが回転体の課題を1週間やっていたので
工デの1年が4週間で作るところを私たちは3週間でやったみたいです。
まぁ私は机にするためにタダの箱を作っただけなので簡単でしたが
そりゃあ大変なはずですよ。
でもなんだかんだで仕上げて来るのがさすが美大生(前回も同じこと言ったなぁ‥)
とりあえずみんな座れる状態には完成していて、
当日丸くなってできたものに座りながら講評するのはなんだか異様な雰囲気で楽しかったです。
講評は先生が優しかったので
座れればオケー的な感じでスムーズに終わりました。
成績もみんな優だそうです。(言っちゃっていいのか?
そういえば私たちがこの授業であみだした秘技、
ボンド術には先生は全然気づいていませんでした。
・・・・え?ボ・・・ボンド術・・・?そ、それはいったい・・・?
説明しよう。(←これが言いたかった
ボンド術とは木と木がうまく重ならず隙間があいてしまった部分にボンドをつめ、
そこに木クズを埋め込むという簡単で斬新な手段である。
これを使うと驚くほどにパッと見では隙間があったようには見えなくなるのだ。
まさに
『あぁ〜ジョージ。せっかく椅子を作ったのに隙間がありすぎてガタガタよ!
これじゃあ明日の講評に間に合わないわ!どうしたらいーの?』
『オーケー。僕にまかせて。』
『ジョージ・・・。そんな方法で2ミリもある隙間が・・・・・・え?・・・・嘘でしょ?』
『そう、この方法を使うとガタガタだった隙間もほらこの通り。』
『まぁ・・・・信じられないわ・・・。いったいどんな魔法を使ったの!?』
『簡単なことさ。このボンドと木くずがあればね。』
『えぇ〜!?・・・それだけ?』
『そうだよ。』
『凄いわぁ!これは是非、工デの人たちにも教えてあげましょう!』
・・・って感じです。(↑これがやりたかっただけ
木工ボンドはやっぱり木工でフル活用するものなのですね。
改めて木工ボンドの偉大さに感動しました。
それにしても参考作品の図面のまんま作ってる人もいたし
正直椅子なんて誰が作ったって一緒だろとか思っていたのですが
意外と作る人の個性がでて面白い。
足の部分の曲線とか同じものって意外とできないんですね。
あとかどっちょ(?)の取り方。どれだけヤスるかで雰囲気が全然違う。
例えば図面では曲線の無いカクカクした椅子でも
実際ヤスリがけの時とかに角をゆるくしてあげるだけで、
座面が六角形の椅子とかでも柔らかい雰囲気に感じたりします。
あと座面に対しての足の長さ、太さなんかでも印象ががらっと変わる。
スマートに見せたいからってただ足を細くするってだけじゃあ強度が弱くなってしまうけど
座面を小さくしてみたり、足を長くしてみたり、あと組み方を変えてみたり、
微妙な比率が見てる側に大きく影響しているみたい。
普段何気なく座っている椅子は
そういうのを考え尽くされた上でデザインされているんだなーと改めて考えさせられました。
デザインって奥が深いなー。
ちなみにこういう経験ができるのは
色んな科の授業を選択できるムサビの良いところです。
ってか今思い返すとむしろ版画意外の授業の方が発見が多い気がします。
こういう経験をいっぱいして自分の科の授業に生かせるといいな。
ってことで次は待ちに待ったシルクスクリーンなのでワクワク。
それにしてもこの机を神奈川までどうやってもって帰ろう。
もうちょっと重量について考えて作るんだったな・・・orz